小児歯科とは
小児歯科では、0~12歳くらいまでの発育期にあるお子さまの虫歯予防や治療を行ないます。
しかし、単に治療を行なうだけではなく、成長期にあるお子さまの顎や歯の発育を考慮し、お子さまの成長に合わせた虫歯・歯周病治療の予防・治療、歯並び・噛み合わせの確認・治療、歯磨き指導、定期検診などを継続的に行なっていきます。
将来かかることが予測できる口の病気を未然に防ぎ、健康を維持したまま成長できるよう、ご家族の方とコミュニケーションを図りながら、総合的にサポートします。
フッ素塗布
フッ素には他のさまざまな物質と結びつく性質があり、通常単体ではなくフッ素化合物として、あらゆる場所に存在しています。一般的にはそれが「フッ素」といわれているので、便宜上、ここでも「フッ素」と表現します。
フッ素には、歯の再石灰化を促進し、酸に強い歯をつくるといった効果があります。また、虫歯菌が酸を生成する働きを抑制する働きもあるので、虫歯予防効果が期待できます。
フッ素で虫歯予防を行なうためには、歯科医院でフッ素塗布を行ない、日常的なケアとしてフッ素配合の歯磨き剤などを併用するとよいでしょう。
とくに取り入れやすいのは歯磨き剤ですが、市販の歯磨き剤の90%にフッ素が配合されているので、無意識に取り入れている可能性があります。
その他、歯磨き後にブクブクうがいを行なう洗口剤や、歯ブラシつけて歯を磨くジェルなどがあるので、ご自分に合うものやどこで入手したらよいかわからないという方は、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
シーラント
生えたばかりの乳歯は柔らかく、奥歯には細かで複雑な溝が入っているため、虫歯になりやすい状態です。そして、一度虫歯になるとあっと言う間に進行してしまいます。
そのようにならないためにも、お子さまの虫歯を防ぐための予防法『シーラント』をお勧めします。シーラントは、レジン(プラスチック)で歯の溝を埋める治療法です。
シーラントにはフッ素が含まれているので、虫歯予防効果が期待できます。